おすすめポイント！
「見つけ出す：FOUND」と、「再現する：REPRODUCTION」をコンセプトに、2016年春夏シーズンよりスタートした“REPRODUCTION OF FOUND（リプロダクション オブ ファウンド）”。ミリタリートレーナーを軸に展開されるコレクションは、1950年代〜1990年代にかけて数多くの軍用トレーニングシューズを生産していた各国のファクトリーで、ひとつひとつハンドメイドで生産するというコダワリよう。ロゴやタグには、品名、国名、年代を記載しデザインソースを明かすなど、とことん「ホンモノ」に忠実かつ誠実な姿勢を持ったREPRODUCTION OF FOUNDから、キング・オブ・ミリタリースニーカーであるドイツ軍仕様の通称“ジャーマントレーナー”のモディファイドモデルが届きました。モディファイドということでオリジナルとは所どころ異なっているのですが、一番の違いは迫力あるタクティカルソールでしょう。ジャーマントレーナーと言えば、スマートなフォルムにペタンこガムソールのイメージ。ですが今作では、実際にドイツの国境警備隊が現在採用しているブーツのソールに履き替えました。そのボリュームあるソールとの相性を考え、アッパーも肉厚できめ細やかな光沢感のあるレザーに変更。それに合わせラストも変えているので、つま先や甲に丸みが出ていてとっても新鮮な一足に仕上がっています。もちろん80年代のジャーマントレーナーのアイコンでもある、つま先のスウェードは踏襲し、上質なピッグスキンスウェードにアップデート。さらにライニングまで本革仕様と、オリジナルよりも確実に上質な素材を使用して、現代的に再現させています。極めつけは、素材から資材そして生産に至るまで、全てヨーロッパ製ということ。もうここまできたらトレーニングシューズではなく、オフィサーシューズと呼ぶ方が適当かもしれませんね。名だたるメゾン系ブランドが挙ってデザインソースにするジャーマントレーナーに対し、全く違った解釈でアプローチしてきたREPRODUCTION OF FOUNDから、今後も目が離せません。
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